平成二十四年度拡大幹事会のご報告
観一・20回 牧 潤二
観一高同窓会東京支部では、平成二十三年度において「母校創立百二十周年(平成32年)を視野に入れた中長期的ビジョン」の策定に向けてアンケート調査なども実施し、その調査結果の報告と同ビジョンの取りまとめのための臨時幹事会(幹事懇談会)を、平成二十四年三月二十日と同月二十四日に開きました。その臨時幹事会での決定事項などを踏まえて、平成二十四年度の拡大幹事会を五月十九日(土曜)午後一時から、滑w苑社/同窓会東京支部の入居している富士見ウエスト一階の大会議室で開催しました。この拡大幹事会で承認・決定した主要な事項について、報告いたします。
1 平成二十三年度の会計報告
平成二十三年度の収入は三百十七万四千八百十三円、支出は三百六十九万二十四円、差引資金収支は▲五十一万五千二百十一円(赤字)で、次期繰越金(平成二十四年三月三十一日現在)は二百三十四万二千三百十二円となっています。
収支構造について前年度(収入約三百六十四万六千円、支出約三百八十万七千円)と比較すると、平成二十四年度は、支出は約十一万円減少したものの、収入も約四十七万円減少したため、赤字幅が拡大しています。その内訳における特徴的な変化としては、平成二十四年度は、@収入の「年会費、賛助金及び寄付金」が約三十五万円減少、「総会パーティ会費」が約九万円減少、A支出の「総会案内状及び『燧』送料」が約十二万円増加、「本部他総会出席費用」が約十一万円減少、「『燧』編集費用及び写真代」が約七万円減少、などが挙げられます。
平成二十三年度における特別の事情としては、一部の学年(年次)において平成二十三年度の会費が計上されていないことが、挙げられます。これについては平成二十四年度の収入に計上しますので、同年度の収入は相対的に増加することになります。また、平成二十三年度の総会当日が悪天候であり、「出席」を予定していたにもかかわらず欠席した人が例年以上に多かったことが、前年度と比べて「総会パーティ会費」が減少していることの一つの要因となっています。
それらを踏まえて、平成二十四年度におきましては収支構造の改善に取り組みます。
なお、右記の内容を記載した平成二十三年度「収支報告書」を本稿の最終ページに掲載しています。
2 平成二十三年度総会について
平成二十三年度の同窓会東京支部総会につきましては、本誌において別途(別掲)、当番幹事の秋山良文氏(観一28回)が報告をしています。
総会での「抽選会」のために景品を提供してくださった皆様につきましては、お礼の意味で、総会の途中で一定時間、スライド(パワーポイント)で「寄付、賛助・協力者」としてお名前をスクリーンに映しました。また、そのパワーポイントのファイルも永く保存することにしています。
3 平成二十四年度総会について
平成二十四年度の同窓会東京支部総会は、観一29回の皆さんが当番幹事を務め、十一月十七日(土曜)十一時三十分から、これまでと同様に東海大学校友会館(霞ヶ関ビル35階)で開催します。また、会場の「讃岐うどんコーナー」につきましては、引き続き、株式会社めりけんや(代表取締役社長=成房正樹氏(観一26回))さんが全面的に協力してくださることになっています。
4 平成二十四年度の主要な活動、決定事項など
平成二十四年三月に二回にわたり開催した臨時幹事会(幹事懇談会)、五月十九日に開催した平成二十四年度拡大幹事会により、「母校創立百二十周年(平成32年)を視野に入れた中長期的ビジョン」の一環として、また当面(平成二十四年度)の短期的なこととして、次のようなことが決まりました。
(1)当番幹事制について
東京支部総会における当番幹事制については今後約十年間も、従前どおり、一年次(一学年)ずつの順送りで継続していきます。したがって、平成二十五年度は観一30回の皆さん、同二十六年度は観一31回、同二十七年度は観一32回の皆さんが当番幹事を務めることになります。
(2)総会支援委員会の設置について
前述のような形で当番幹事制を続けるとしても、観一30回以降の同窓会員は絶対数が減っているため、その年次(学年)による従前のような「単独開催」は困難です。また、無理にそのようなことを依頼したりすると、特定の人に多大な負担を押しつけることになったり、結果として同窓会東京支部からの離反を誘発することになります。
そこで、同窓会東京支部内に「総会支援委員会」(15名規模)を設置し、秋の東京支部総会は、当番幹事の年次(観一30回から順送り)のメンバーと同委員会との共催とします。「総会支援委員会」のメンバー(委員)は当番幹事を経験している観一12回〜29回までで、各回から一名を送り出します(全体として男女のバランスが取れることが望ましい)。また、そのメンバーの互選により、委員長、委員長代理を選出します。このメンバー(委員)については、特定の人への負担をなくすこと、人材の発掘という意味で、幹事との兼務は不可とし、原則として一年で交代します。なお、その詳細は平成二十五年度拡大幹事会で決める予定です。
(3)当番幹事の各年次の人材発掘について
前述のような形で当番幹事制を続けるには、観一30回以降の幹事を増やしたり、従来以上に積極的に同窓会東京支部にかかわってもらうなど、人材の発掘が必要です。そのための「人材発掘プロジェクトチーム(PT)」を設置し、その人材発掘PTのリーダーを秋山良文氏(観一28回・幹事)に務めてもらいます。この人材発掘に関しては秋山氏に「全権委任」の形をとり、同氏の取り組みには全面的かつ快く協力することとします。
(4)女性に積極的にかかわっていただくこと
女性に積極的にかかわっていただくようにいたします。そのために今後、同窓会幹部としての役職についていただく。また、各回の幹事は、なるべく、男女ペア(1+1、あるいは2+1)になっていただくようにします。
(5)『燧』の編集体制の強化・合理化について
『燧』の編集作業がしやすいように、原稿はきちんと仕上げ、いわゆる完成原稿(完全原稿)として提出するようにします。また極力、手書きではなく、パソコンを使ってワードファイル(あるいは一太郎ファイル)の形式で提出するようにします。
また、『燧』の編集委員(編集担当幹事)についても強化(募集)していきます。
(6)セミナー/講演会、クラブ活動等について
魅力的な活動を通して東京支部を活性化するという観点から、セミナー/講演会を定期的に開催するほか、趣味の集まり/クラブ活動についても準備を進めます。平成二十四年度については、具体的には次のようなことを行います。
「介護」をテーマとした講演会を、二カ月に一回程度開催します。公的施設を利用し、同窓会としての経済的負担を抑え、出席者は原則として無料とします。これについては、「遠距離介護」をテーマとして大西眞利子氏(観一28回)に講師を務めていただき、すでに七月二十一日(土曜)に第一回の講演会を開催しています。(別掲リポートご参照)
「話を聞く会」という名称の講演会を、約二カ月に一回の頻度(「介護」をテーマとする講演会を開催しない月)で開催します。これは、原則として同窓会員が講師となり、興味深い話題を提供していくものです。また、「話を聞く会」の終了後、講師を囲んで、軽い食事会(懇親会)も開催する予定です。このテーマで講演をしてもよいという同窓会員の皆様は、ぜひ、同窓会東京支部のほうにご一報ください。
趣味の集まり/クラブ活動については、平成二十五年度を目途に正式に開始することとし、同二十四年度は、その準備をしていきます。現時点(平成二十四年九月)では、「俳句クラブ」(仮称)の準備が一定程度進んでいます。自分の趣味等に基づいてクラブ活動を主宰してもよいという同窓会員の皆様は、同窓会東京支部のほうにご一報いただければ幸いです。
(7)Facebook(フェイスブック)の活用について
代表的なSNS(ソーシャル・ネットワーク・サービス)であるFacebookには、一斉連絡の機能、意見のやりとりと掲示板的な機能など、選択性/機動性があります。それを踏まえて、若手同窓会員を中心とした意見の交流、人材発掘、セミナー/講演会等のテーマの選定とPRなどのために、Facebookも活用していきます。
すでに現時点(平成二十四年九月)で、Facebookにおいて「現役の観一生に向けて情報発信する会」、「讃岐うどん探検隊」などのサイトができていて、活動をはじめています。(人材発掘PTリーダーの秋山良文氏による別掲記事ご参照)
(8)学生会員への働きかけ、進路指導について
平成二十四年度も前年度に準じて、在京の大学生に対して「同窓会『先輩訪問』で就職準備を」と題する案内状を東京支部総会案内状と併せて配布します。
学生会員から実際に先輩訪問の要望がありました際には、ぜひ、ご協力をお願いいたします。
(9)ホームページの強化について
同窓会東京支部のホームページ(http://kan1.jp/)につきましては、『燧』の記事がなるべく多くの同ホームページ上で読めるようにしていきます。その一環として、平成二十三年度『燧』での記事のうち大変好評だった豊嶋勇作氏のインタビュー記事をPDFファイルにして、同ホームページにアップロードしました。
また、同窓会員による「Facebook」(別掲参照)での取り組みとは、それぞれの機能を生かす形で、連携をしていきます。
5 『燧』等の発送作業について
会誌『燧』等(総会案内状含む)の発送作業につきましては、平成二十四年度より、外部の業者に委託することとしました。その費用は従前の配達料金と同じで、しかも『燧』の封入・梱包なども含めて発送作業を行ってくれます。したがいまして、経費的な負担は増えません。
6 名簿管理について
東京支部の名簿については、個人情報およびセキュリティーに配慮しながら、Excelファイルで管理しています(副幹事長の藤村浩氏担当)。名簿の主な活用目的は『燧』を正確・適切に発送することですが、個人情報保護法に基づいて要求があれば情報の削除などにも応じます。また、年次別でラベルに打ち出せますので、各年次の同窓会の案内等でラベルへの打ち出しが必要な場合は、連絡ください。
(以上)