編集後記

 本年(平成二十二年)度の『燧』は母校創立百十周年記念号とし、近年の通常号と比べると、ボリュームが四割程度アップしています。内容も豊富で、座談会、鼎談、インタビュー、エッセイ、リポートなど、それぞれが気合い≠フ入ったものとなっています。また、八月末の香川県知事選の結果を踏まえて、急きょ、浜田恵造氏の知事就任を祝う小特集を組みました。忙しい中、メッセージをくださった浜田知事にお礼申し上げます。
 記事として最もボリュームがあったのは、鈴木岩男氏(観一3回)が司会を務めた特別企画座談会「『旧制三豊中学から新制観音寺一高への移行期』を語る〜生き証人・四学年有志の回顧と校史への提言〜」です。五人による座談会ですが、実際には、紙面に登場しない多くの方々から資料の提供、アドバイスなどをいただいています。特に、本誌『燧』の前編集長である守武義典氏(三中42回)は、同級生を集めて当時の様子をあらためて聞き、記念文集『長瀾』などの資料を送付くださるなど、大変協力いただきました。ここに、お礼申し上げます。
 また、その特別企画座談会で新たに判明したことを踏まえて、鈴木岩男氏が、母校の正史年表に若干加筆/修正したものを作成しました。これもかなりボリュームがあり、『燧』に掲載するのはスペース的に無理と判断し、かわりに同窓会東京支部のホームページ(http://kan1.jp)に掲載することにしました。それを「メディアミックス」と言うのは大げさかもしれませんが、今後、そのような取り組みは大いにすべきであると考えています。
 その他、素晴らしい記事が多数あります。スペースの関係で、ここに、それぞれのお名前を挙げることはできませんが、忙しい中、座談会、鼎談、インタビューなどに快く応じてださった皆様、原稿を執筆してくださった皆様にお礼を申し上げます。また、『燧』のボリューム調整のため、原稿を一部短縮したり、来年度に送らせていただいた皆様に、お詫び申し上げます。  (牧潤二)