編集後記

 平成二十四年度から、『燧』などの発送作業の主要な部分は、従前のように各回幹事の皆さんが行うのではなく、外部の業者に委託することにしました。これで、各回幹事の皆さんもだいぶ楽になるはずです。また、同窓会員の皆さんの所に従前のように十月下旬に『燧』が届いていれば、その外部委託をするための一連の準備とシステムが機能した、と評価していただければ幸いです。
 さて、平成二十四年度『燧』での連載特集「先輩こんにちは」(第13回)は、同期の皆さんから「面白い話が、いっぱい聞けるから!」とのアドバイスもあり、映画界で活躍なさった真田正典氏(観一6回)に登場していただきました。こうして、三時間を超えるインタビューとなり、大変興味深いお話を聞くことができました。真田氏を含めて、昭和三十年前後に観一を卒業した先輩方々では、他の世代と比べて、映画やテレビなど映像の分野で活躍している人たちが明らかに多く、教養が豊かであるというもの共通している、と思われます。それには地元の複数の映画館が大きな役割を果たしていたのだということを、今回のインタビューを通して確信しました。
 「活躍する若手・中堅同窓会員」シリーズには、同窓会東京支部で会計を担当している西宇好明氏(観一26回)の紹介により、合田豊治氏に登場いただきました。合田氏はまさに世界を飛び回っているビジネスマンであり、きわめて忙しい中、時間を作っていただき、インタビューをさせてもらいました。ドーピングに関することなど、大変興味深い話題を提供していただきました。また、あらためて、観一出身者がさまざまな分野で活躍していることを認識させられました。
 ほかにも、素晴らしい原稿/記事が多数あるのですが、紙幅の関係で、それぞれのタイトルや執筆者名を挙げることができません。ご多忙中にもかかわらず、快く原稿を執筆してくださった皆様に、心よりお礼を申し上げます。      (牧潤二)