編集後記
お詫びから始めることになります。昨年の『燧』では、種々の箇所で大きなミスがありました。すでに個別にご説明し、了解いただいており、個々に明示・修正はいたしませんが、あらためてお詫び申し上げます。その改善・対策としいたしまして、今年度の『燧』につきましては編集作業に時間をかけましたが、その評価は読者・同窓会員の皆様が行うことになります。
また、これは決して言い訳ではないのですが、『燧』編集委員の高齢化、あるいは多忙であることなども、ミスが出ることの背景になっています。そのような状況も踏まえて、『燧』編集委員として編集作業の協力をしたいと思ったフレッシュな同窓会員の皆様は、ぜひ、ご一報をお願いいたします。
さて、今年度(平成二十六年度)の『燧』は、昨年度に引き続き分厚いものとなっています。それぞれの原稿は、たいへん内容が濃く、バラエティに富み、読み物としても面白いものです。また、観一出身者が、さまざまな分野で活躍していることを、あたためて知ることができました。例えば、私(牧)がインタビュー・執筆を担当した「活躍する若手・中堅同窓会員」の宇賀優作氏は、この『燧』が刊行された時期には、アメリカのコーネル大学に留学をしているはずです。
今年度の『燧』は図らずも、ご兄弟で登場という誌面になりました。すなわち、巻頭言を執筆いただいた今井重信氏(観一8回)、鈴木岩男氏(観一3回)紹介による『三豊総合病院今昔ものがたり』の著者の今井正信氏(観一3回)が、ご兄弟なのです。ぜひ、二つの記事を併せてお読みください。
そのほか、今年度『燧』には、興味深い内容の記事が多数あるのですが、紙幅の関係で、その記事・執筆者名を挙げることができません。ご多忙中にもかかわらず、快く原稿を執筆してくださった皆様に、心よりお礼を申し上げます。 (牧潤二)